2014年6月13日金曜日

ICOM向け 受信スキャナー


Eスポなどが発生して、28MHz帯や50MHz帯に局が出始めます。

持っているトランシーバーにはバンドスコープがないので、目で見てもわからない。
しかし、どの周波数で出てこられるか不明なので、その領域をダイアルを回して探さなければなりません。このため、単に回しているいる時間が多く非効率的です。
トランシーバーの機能では複数のバンドを切り替えつつ、スキャンができない。

そこで、ICOM製の無線機に装備されているCI-Vを使用して、受信スキャンする器機を作成しました。
基本は前回のWindows版をマイコンに乗せた感じです。
PCに電源を入れなくても動作するのでFBです。

実装した機能は下記のとおり。

・スキャンする周波数領域をあらかじめ決めておける。
 ->使用するマイコンにはEEPROMがないので、スキャンする範囲、変調モードをプログラムに記述しておく。これで、いちいち設定する必要がない。

・パターンは複数用意して、切り替えられる。

・スキャンする速度は可変できる。

・スキャンする方向も変えられる。

・停止をさせて、その周波数から再スキャンできる。


回路図が作成してある追加機能は以下のとおり。
・トランシーバーのアドレスを可変にする。
 CI-Vを実装している無線機で使用できるように。
 現状は、固定

・電源OFF時は通信ケーブルをスルーできるようにして、PCと共存できるようにする。
 現状は、ケーブルの抜き差し

・ビットスイッチをDIPロータリースイッチに変更

追加仕様

・無線機の周波数を読込みそこからスキャンできるようにする。
 現状は、無線機の設定に関わらず停止したところから、スキャン

・本器から、周波数や変調モードの変更ができるようにする。
 周波数の変更は、ロータリーエンコーダーかボリュームになる。




トグルスイッチ:ON-OFF-ONタイプで、スキャン方向と停止
タクトスイッチ:リセットとISPモード用
ボリューム:スキャン時間変更
ビットスイッチ:スキャンパターン変更
スライドスイッチ:電池、ISP電源切り替え 電源スイッチ
イヤホンジャック:CI-Vインターフェース
マイコン:LPC1114 ARM Cortex-M0

それに、電池と電池ケースとスナップ
こんだけで、できています。大雑把に平均ひとつ100円くらいなので、700円ほどかな?

背景は、旧回路図



2014年6月1日日曜日

バンド間 スキャンの作成 Winアプリ編

アマチュア無線の人口が減ってきて、一部のバンド以外は寂しい限りです。
そのため、バンド内をスキャンしてQSOしている人を探したりします。
また、Eスポの発生を確認するためにも、スキャンが必要です。

ここで、私の所有しているリグではバンド内しかスキャンできません。
18MHzと21MHzと28MHz位はスキャンをしてほしい。

ということで、トランシーバーのリモート機能を使用して、スキャンするソフトを作成しました。
具体的には、CI-Vを使用して、複数のバンドをスキャンします。

ただそれだけです。

まずは、Windowsアプリとして作成しました。

なかなか、調子がいいです。


次は、この機能を持たせたマイコン器機を作成したいと考えています。
消費電力とPCからのノイズを考えると専用機の方が面白いです。

まずは、マイコンはARM系を使用して、簡単に作成ができればいいなと思っています。

まずは、回路図からですね。