2014年8月11日月曜日

50MHz QRP DSBトランシーバー 作成 その2

DSBの要のSBM(シングル・バランス・ミキサー)を作り、送信部まで一気に作成しました。

SBMは送信時にはキャリアーの抑制と受信時には反対にキャリアーの混合をします。
「手作りトランシーバー入門」では、FCZコイルを使用するのですが、手に入らなかったのでトロイダルコイルで作ります。

0.3mmの線を3本巻いていきます。それとダイオードを2本乗せたパターンを二つ作って、送信機用と受信機用にしました。写真は送信機の基板に乗せたものです。

これに、前回作成したVXOからのキャリアーとマイクの音声を入れて、DSB波を作ります。
この後、FETで増幅して電波の完成になります。
その増幅回路は

 2SK241です。面白い接続なりました。


全体像はこんな感じです。左からキャリアーが入って、左下から音声。
そして、右から電波が出ていきます。








50MHz QRP DSBトランシーバー 作成 

7MHzのCW送信機についで、50MHzDSBのトランシーバーの作成です。
自分で設計ができればいいのですが、経験と実験が少ないのでできません。
そこで、例によって「手作りトランシーバー入門」のお世話になります。

また、必要なパーツがそろいにくいです。
FCZコイルは関ハムで手に入れました。(50MHzのFCZコイルを買いあさったのは私です。)
SBM用の28MHzのコイルは手に入れられませんでしたが、設計者のページに代替方法があったので、それに変更します。
水晶はヤフオクで、購入。
TR,FETは製造中止ですが、流通在庫というか市場にはまだまだ、あります。

材料がそろったのでまずは、VXOからの作成です。
空中配線の指定があったのですが、振動での接触が怖いのでランドを作って空中配線はやめました。
困難のところもなく製作できました。
7MHzでは、オーバートーンで悩みましたが、今回は基本発振では、最初からオーバートーンです。水晶は16.934MHzなので3倍で50.802MHzの予定です。
で、テスターの周波数カウンターでは基本発振の周波数を示しています。
オシロで波形を見ると、綺麗な正弦波でなく歪んでいるので、高調波をたっぷりのようです。
50MHzのトランシーバーで確認すると、予定の周波数に信号があることが確認できたので、良しとします。
次は、SBMを作ります。

2014年8月2日土曜日

7MHz QRP CW送信機の作成 その2

手作りトランシーバ入門を参考にまずは、7MHzCW送信機を作り始め80%程度できました。

水晶発振で7.000MHz~7.004Mhzまで動かせました。
VXO回路が働いていないと思っていたのですが、動く量が周波数カウンターとしているテスターの表示桁以下だったので、動いていないと思っていました。
ちゃんと、考えないとだめのようです。

このVXO回路の次にFETでRF増幅します。この回路も簡単にできました。

VXOとRFアンプをつないで消費電流をみると5Vで5mAです。
そうなんです。5Vでも動作します。Cortexでエレキーを作って接続するのも面白いかもしれません。
次に、キーをつないで送信してみました。
免許は下りていないので、アンテナにはつなげません。
そして、HFのトランシーバーを7MHzにして、キーを下げると受信しました。

回路は簡単ですが、作ってみるとちょっとしたノウハウが必要でした。
設計者の方のブログにお邪魔して、相談させていただいたりして、電波以上に迷惑をかけたかも。

でも、初めてのCW送信機の自作ということもあるのですが、作るのは楽しいですね。

左から、電鍵、CW送信機、周波数カウンター付きテスター
8mmVideoのケースに両面テープで仮どめして、動作させました。


ローパスフィルターを追加しました。
これで完成です。
あと、電池の追加とアンテナコネクターですね。

ミゼットバリコンが重たいので外して、接続していた電線をねじりました。これがバリコンの変わりです。この状態で7.006MHzです。